フラット35でリフォームローンが一部可能に!
さてさて、現在のフラット35ではリフォームに対するローンはできませんが、平成27年度予算概算要求において、リフォームを含めた中古住宅の取得費用に対する融資を実施できる方向で検討がされています。
リフォームだけという使い方はできませんが、中古物件を購入する際にリフォームもしたいなぁ・・・となった場合には、対応できるようになりますよということです。
今までは中古物件をフラットで購入し、別途ローンでリフォームするという2重ローンしかできませんでしたからいい改正ですよね。
中古物件の場合、比較的フラット35Sの取得も容易ですし、利用が増える気がいたしますね。ただし、どのような形で利用可能なのかというのが疑問ですね。次のような購入方法が想定されると思うのですが・・・
1.融資実行後にリフォームする
2.リフォームしてから中古物件を購入する
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上記1の場合(融資実行後にリフォームする)
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不動産屋 「リフォームの見積はこちらになります」
お客様 「じゃ、リフォーム見積と中古物件の取得分で審査します」
~数日後~
審査が無事通過し、不動産屋と売買契約して融資実行される
工事業者 「リフォーム部分をバラしてみたら見積以上に金額がかかりそうです」
工事業者 「建物内部はバラしてみないと実際わかりませんからね~」
工事業者 「追加で●●万円かかりそうですがどうしますか」
お客様 「・・・。そんなお金ないわ」
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上記2の場合(リフォームしてから中古物件を購入)
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不動産屋 「はい、希望通りにリフォームしましたよぉぉぉ」
お客様 「ごめんなさい。審査が通りませんでした」
不動産屋 「・・・」
不動産屋 (よ、よし。次のお客様に売ろう)
次のお客 「これ気に食わないのでリフォームしてもらっていいですか」
不動産屋 (くそっ、、前のお客様でリフォームしたのに・・・)
不動産屋 (前の分もこのお客様から儲けてしまおう)
不動産屋 「はい、●●万円追加になります」
次のお客 「なら、いらんわ」
不動産屋 「・・・」
てなことになる場合も想定されますよね。
まぁ、実際はそんなことのないよう融資内定後にリフォームを実施し、中古物件の適合証明書を発行をしてから融資実行という流れになりそうな気がいたしますが、なんにせよリフォームが使えるのは利便性が増すのでウェルカムです。
正式な発表を待つとしまょう。
●関連情報
フラット35正式審査の追加書類
建物の性能を追求せよ~住んでから後悔しないために~
債務整理後に住宅ローンや自動車ローンは組めるのか?
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