2015年 長期金利のゆくえ
2014年12月25日に長期金利が過去最低の0.310%を記録し、年の瀬は若干回復したものの、12月30日の終値は0.330%となり、0.4%をきった状態で年を越しました
◎今後の長期金利のゆくえ
いろいろな経済学者のコメントを見ると、まったくもって金利上昇の材料がないことがうかがい知れる
1.アベノミクスの継続
2014年暮れの衆議院選挙において自民・公明が圧勝したことを受け、金融緩和を含むアベノミクスが継続となり、日銀の強力な国債買入政策が長期化するとの思惑がある
2.物価目標2%の早期達成に目途が立たない
日銀は物価目標2%の早期達成に向けて大胆な緩和姿勢を堅持し、必要があれば調整として追加緩和に踏み切るとみられるようだが、シナリオ通りに物価2%を達成するとみている関係者は少ない
3.原油価格の急落
最近の原油価格急落により、安全資産とされる国債の需要が強まっている
他にもいろいろの材料はあるのだろうが、2015年の長期金利は上昇材料が見当たらず低空飛行になるのではという見方が強いと思われる
◎2015年の長期金利レンジ予想
年初めは現在0.33%からのスタートになりますが、1年を通して0.25%~0.50%に間で推移するのではと管理人は予想している
兎にも角にも日銀異次元緩和の出口が見えない限り、金利が上がりにくいだろう
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