静電気と湿度の関係を勉強しておこう
突然「バチッ」と不快な音を立てる静電気・・・
なんと3,000V~10,000Vもの電流が瞬間的に流れているのをご存知でしょうか
酸素等の物性は、電気的にみるとプラスとマイナスの電気配列で成り立っていて、この電気配列が摩擦等によりバランスを崩し、電気的に極性が一方に片寄る事を「帯電」と言います
この帯電状態が維持されていると静電気が発生する状態となります
人の身体は、摩擦等で外部から力が加わると安定性の弱いマイナス電気がはがれ落ち、プラス電気だけが身体に残ったままの状態になります。この状態で車のドアや玄関のドアなどの帯電物に触れるとマイナス電気が一気に身体に流れこみます
これが「バチッ」となる静電気の正体です
静電気の発生は湿度と密接な関係しており、気温25℃以下で湿度20%以下の乾燥した環境で発生することが多いと言われています
◎夏は
夏は湿度が高いので、大気中の水分量が多く、水は電気を通しますので大気中へ帯電した電気が自然に逃げています
◎冬は
逆に冬は湿度が低く、大気中の水分が低いので、帯電した電気は逃げ道が少ない状況となります
静電気が起きる一番の原因は衣服と衣服の摩擦が多く、上着を脱ぐ時、身体を動かしただけで静電気は発生します
化学繊維を素材とした衣類は、組み合わせによっては、強い静電気が発生する場合もあります。静電気対策のポイントは、まず静電気が起きにくい服を組み合わせる事、そして発生した静電気を上手に逃がす事が大切になります
◎静電気を予防するには
・室内であれば加湿し湿度を上げる
・靴は革底製を履く
・衣類は天然素材を着る
・革製品等あててから触るようにする
◎加湿器を使う場合の注意点
冬場で加湿器等を使うとどうしても結露が発生してしまいます。窓にうっすらと結露が発生する程度は適度な状態と言えますが、結露が多すぎると内部結露といって、建物に悪影響が起きたります。結露についてしっかりと対策を講じられた住宅メーカーを選ぶことによって、加湿器を使った家でも快適に過ごすことができ、不快な静電気の発生も抑制できるのではないでしょうか
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