つなぎ融資の金利や手数料をしっかり比較しよう ~フラット35~
●つなぎ融資とは
フラット35の融資実行は、建物が完成し、第三者機関による物件検査後に発行される適合証明書を金融機関に提出し、金消契約を経てから融資実行という流れになります
つまり、注文住宅のフラット35の融資実行は完成後であるため、土地代金の融資実行の際には、つなぎ融資が必要となります
また、注文住宅の場合、建設中の着手金や中間金が必要になる場合もあり、つなぎ融資が必要になります
●つなぎ融資に係る費用
つなぎ融資も融資ですから、金利と手数料、場合によっては団信保険料等の負担が発生します。取り扱う金融機関によって金利や手数料等の設定がバラバラなので、取り扱う金融機関のつなぎ融資の概要をしっかりと確認しておこう。
●つなぎ融資の融資時期
金融機関によって取扱いは違いますが多くの金融機関では、土地100%、建物の着手金30%、建物の中間金30%というケースが多い。建物については、請負契約金額に対する金額になっています
●土地代金のつなぎ融資
土地を購入してから着工する場合、つなぎ融資で土地代金を決済し所有権移転登記の手続きをしてから着工という流れになります。自分のものになっていないのに着工するわけにはいきませんから、しっかりと所有権の移転登記をする必要があります。その際、司法書士の費用や所有権移転にかかる費用も発生いたします
●建物のつなぎ融資
建物のつなぎ融資は、請負契約金に対する着手金30%と中間金30%という設定をしてる金融機関が多い
工務店によっては、着手金や中間金は必要ないという資金豊富な工務店もございますが、竣工までの期間に購入する資材や人件費の支払が発生しますので、つなぎ資金を求められるのが一般的かと思われます
●つなぎ融資の利息を計算してみよう
つなぎ融資の金利・手数料は金融機関によってバラバラですが、ここではとりあえず「つなぎ融資」1,200万円を金利2.00%、6か月で借りる場合を想定して利息を計算してみます。
【まず1ヶ月あたりの利息計算】
1,200万円×2.00%÷12か月 = 利息20,000円(1ヶ月あたりの利息)
1ヶ月あたりの利息20,000円×6か月 = 120,000円
●融資手数料もかかります
利息の他に、融資手数料が発生します。これも金融機関によってバラバラなので上記のように金利計算をしてから、取扱い金融機関で設定されている融資手数料をプラスしよう
●金融機関によっては「つなぎ融資」の団信保険の検討も
つなぎ融資に団信保険をつけてくれる銀行もあります。費用は余計に発生してしまいますがこの商品があると安心です。
万が一、「つなぎ融資」実行後に亡くなるいったケースがあっても、遺族に債務が残りませんからね。
この商品がないつなぎ融資の場合は、「短期団信」という商品がありますのでこちらも検討してみるといいでしょう
●つなぎ融資の実行時に利息と手数料が差引
つなぎ融資が実行されるとき、融資金から利息と手数料が差引されて振込になるケースがほとんどです。融資手数料と利息分を自己資金で補填してから、土地や建物代金の支払いをすることになります。ちなみに、つなぎ融資の費用はフラット35の融資対象外です。
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