自動車ローンを組むならマイホーム購入後がベスト!
車がないと通勤や生活用品の買い出し等ができないような地域に住んでいて、万が一、車の調子が悪くなってしまった場合、車の修理または購入はなによりも優先順位が高くなります
車の修理か購入になる場合、現金で支払うことができるのであれば、今日の話はここまでですが、自動車ローンを組むとなると話に花が咲いてしまいます
それはマイホーム計画中かどうかということです
●マイホーム計画中だった場合
マイホーム計画中、必需品ではあるけども車のローンを先に利用してしまうと返済負担率の関係で住宅ローンの借入額が希望額に届かなくなる場合があります
返済負担率はこちらを参照ください → 返済負担率とは
フラット35の場合、年収400万未満であれば返済負担率は30%、年収400万円以上であれば返済負担率は35%という設定になっています
仮に年収350万円だとしたら、返済負担率30%を乗じた金額の105万円が、あなたが1年間に利息込で支払える限度額ということになります
ここで注意してほしいのが、この返済負担率は新規に借りる住宅ローンだけが対象ではなく、既存のローンも含めて計算するというところです
つまり、自動車ローンの返済分とこれから借りる住宅ローンを合算して、あなたが1年間に支払える限度額は105万円ですよということになります
となると、住宅ローンで月々返済できる金額が少なくなるので、当然借入額も下がるということになります
そうなると、夢のマイホームを買うには、既存借入である自動車ローンを完済しなければならないということになってきます
そして、更に注意してほしいのは、既存の借入は自動車ローンだけでなく、クレジットカードの分割支払やリボルビング払い、携帯電話の機種代金の分割支払なども対象になります
●先に住宅ローンを利用してから自動車ローンを
必需品ではあるにせよ、マイホームを計画中のときは住宅ローンを借りてから、自動車ローンを利用するといいかもしれません
ただし、住宅ローンを先に借りてから自動車ローンを組みたいとなった場合、同じく返済負担率の関係で自動車ローンが組めないという事も当然あるので、返済負担率の限度ギリギリまで借りるのことは避け、余裕を持った資金計画を作りましょう!
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