消費税増税前に低金利の威力を確認しよう! ~消費税を丸飲み!~
2017年4月1日に消費税が8%から10%へ増税となります
大きな買い物である住宅やマンション等の購入には大きな影響がでてくることでしょう
そして、消費税が上がる前というのは住宅業界が一時的に活性化するもので、消費税増税前に我先に契約し、購入や着工に踏み切るものですが、果たしてそれは正しい判断なのだろうか・・・
結果論かもしれませんが、こんな表を作ってみましたので参考にしてみてほしい
●2,000万円の物件を購入した時期によるフラット35の総支払額等
時 期 | 消費 税率 |
支払合計 (税 込) |
金 利 | 月々返済 | 総支払額 | 5%時との 支払差額 |
2013年4月 | 5% | 2,100万円 | 1.80% | 67,429 | 28,320,180 | - |
2014年4月 | 8% | 2,160万円 | 1.75% | 68,812 | 28,901,040 | 580,860 |
2015年4月 | 8% | 2,160万円 | 1.47% | 65,818 | 27,643,560 | -676,620 |
2017年4月 | 10% | 2,200万円 | ???% | 65,755 | 27,617,100 | -703,080 |
上記の表は、それぞれ時期は違いますが2,000万円の物件を当時の消費税、当時のフラット35の金利で35年ローンで購入した時の月々返済額と総支払額を算出したものです
※フラット35Sは無視して計算しています
※確認したところ表が間違っていました。2015年4月と記載しているところは2015年3月が正しいので、置き換えて読んでいただければ助かります。(2015/06/10追記)
「2013年4月」の消費税は5%、「2015年4月」の消費税は8%ですので、物件に係る消費税の差は60万円となり、現金で購入するなら消費税5%のときのほうが断然お得になります
しかし、これがローンを組んで購入となると話が違ってきます
「2013年4月」当時の金利は1.80%で、「2015年4月」当時の金利は1.47%と金利差が0.33%あります
「2013年4月」は2,100万円を金利1.80%でローンを組み、
「2015年4月」は2,160万円を金利1.47%でローンを組む!
すると、総支払額では
なんと
「2015年4月」に購入したほうが断然お得という結果になります
消費税を60万円多く払うのにもかかわらず、総支払額では約67万円もお得になっています
なんか、管理人の計算間違ってるかな??と思ってしまいますが、ちゃんと合ってます
つまり、消費税が上がったとしてもタイミングよく金利が下がっていたとすれば、増税分をなかったことにできるというか、それ以上にお得になるという結果になります
そこで
2017年4月には消費税が10%になるのですが、「2015年4月」当時と同じくらいのローン総支払額にするには、一体金利はいくつになっていなければならないでしょうか?
このできる管理人が・・・一生懸命計算しました
ぴっぴっぴっ
(ごめんなさい・・ソフトに入力するだけです)
じゃじゃーん
上記の表の???%に入る金利の答えを発表します
なんと
1.35%になります
この1.35%という金利・・・かなり低い金利ですよね~
過去を遡っても、2015年2月の金利だけがこれに匹敵する金利になっています
損得勘定をするときは、いつを基準にするのかが問題となりますが、
仮に今現在の消費税8%と比較するのであれば、消費税が10%になったとき、金利1.35%を超えていれば損ということになります
現在のフラット35は長期金利が低めに推移しているので、1.35%を切る可能性はあるかもしれませんが、将来もこのまま低金利が推移するとは言い切れません
そう考えると、消費税が上がるリスク、金利が上がるかもしれないリスクを回避するため、
低金利である今、消費税が8%である今が、計画するチャンスなのかなと・・・・
つまり、建て時は今??
そんな感じがしませんか?
※注:これは物件価格2,000万円であった場合の計算ですので、物件価格が違うと当然計算は変わってきますのでご注意ください。
ブログランキングに参加しています
応援いただけると励みになります
●関連情報
たった1万円!~年収399万円と400万円で大きく変わる借入額~
| 固定リンク
「フラット35」カテゴリの記事
- 借換ローンはフラット35Sの対象になるか?(2019.10.11)
- 転職したけどフラット35の申込はできる?(2019.10.10)
- 住宅金融支援機構や住宅金融公庫を名乗る不審な連絡にご注意を!(2019.10.08)
- 令和元年分「融資額残高証明書」の発行について(2019.10.04)
- フラット50の融資率が9割へ引き上げに!(2019.10.07)
コメント
お久しぶりです。
無事引越しが済んだR子です。
まさにこの記事を求めてました!
後戻りできないことではありますが気になる性分。
5%の時買っていたのと8%で買った時のどちらがお得だったのか素朴な疑問でした。
減税や住宅支援の非課税枠も変わっていますので、細かく計算すると数値は変わってくるかと存じますが、もしかして8%万歳なのかなと思っています。
10%になってから、政府がどんな対策を打ち出すのかは不明ですが、一先ず安心しました。
引き続き参考にさせて頂きますね。
投稿: 5月実行のR子 | 2015年6月10日 (水) 16時11分
5月実行のR子様、いつもありがとうございます。
快適な新居生活を満喫されているのですね!うらやましい限りです
さて、住宅ローンの金利はその時のタイミングなので、たまたまこのような記事になりました。
しかし、今は金利が低いのと国の施策も整っているので、おっしゃるとおり消費税8%万歳なのかもしれませんね
投稿: 管理人 | 2015年6月10日 (水) 16時43分
はじめまして。
何ヵ月も前からこのサイトの隠れファンです!毎日更新してないか確認してます(笑)
フラット35S、2番目に低金利だった5月に実行することが出来ました。
とにかく、毎回分かりやすい!
初心者の私にでも分かりやすい♪♪
今回の記事も目からウロコ!
消費税8%でもローンの人は5%の人よりトクだなんて…(*^^*)仮に3000万の融資でもトクになってたんですか?
投稿: ぽんず | 2015年6月10日 (水) 22時50分
ぽんず様、コメントありがとうございます。
当ブログのファンという一言に、ちょっとうるうるしています。これからもなるべく毎日記事を更新しようと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします
さてさて、ご質問にあった3,000万円の物件だった場合の比較になりますが、こんな感じになります。
ちなみに2015年5月実行とのことでしたので、2013年4月と2015年5月で比較いたしました。
※フラット35Sは無視して計算しています
●消費税5% 金利1.80%(2013年4月金利)
物件3,000万円+消費税150万円=借入額3,150万円
月額返済額 101,143円
総支払額 42,480,060円
●消費税8% 金利1.46%(2015年5月金利)
物件3,000万円+消費税240万円=借入額3,240万円
月額返済額 98,570円
総支払額 41,399,400円
差額はなんと
1,080,660円お得だった計算になります
結構お得になりますね~
投稿: 管理人 | 2015年6月11日 (木) 09時04分
すごい!
108万も安くなるなんて!
今家買って良かったです♪
これから家を検討してる人にもこのサイト紹介します。
だって、すぐ見れるようにスマホのトップ画面にブックマークとして貼り付けてますもん!(笑)旦那のスマホにも勝手にはりつけてw
旦那も毎日チェックして楽しんでるみたいです(笑)
これからも更新楽しみにしています(*^^*)
計算ありがとうございました♪
投稿: ぽんず | 2015年6月11日 (木) 14時38分
ぽんず様、コメントありがとうございます。
当ブログがお気に入りに入っているようでうれしいです。しかもご夫婦で・・・・
応援ありがとうございます
投稿: 管理人 | 2015年6月11日 (木) 14時57分