10年後の今・・・借換したらこうなった ~フラット35~
今からちょうど10年前・・・
2005年9月のフラット35の金利がいくつだったかご存知ですか?
実は業界最低金利のもので「2.42%」でした
余裕の2%超え
しかも2%台の中盤です
現在2015年9月のフラット35の金利は1.54%ですので・・・
10年前の金利が、如何に高かったかお分かりいただけると思います
ちなみに今では当たり前になった「フラット35S」という商品は、10年前には存在していない
(ウンチク:フラット35Sは2007年から使えるようになりました)
つまり、10年前にフラット35を利用した方は、なんの優遇もないまま2.42%で住宅ローンを組んでいるということになります
2015年9月のフラット35の金利は1.54%
フラット20であれば1.31%
10年前との金利差はフラット35で0.88%、フラット20では1.11%にもなります
この金利差・・・・
どう思いますか?
こんな程度の金利差は無視して・・・放置?
それとも
キラキラと目を輝かせ資金計画シミュレーションしてみる?
当ブログをご覧の方であれば、後者を選んでいただけると思いますが、とりあえずその威力を確認してみよう
10年前の2005年9月の金利2.42%で2,000万円を35年で借り、ローン残年数は25年という設定で、10年後の現在2015年9月の金利で借換した場合のシミュレーションをしてみました
ちなみにフラット35で借換するパターンと、少し頑張ってフラット20で借換するパターンを用意しました
結果・・・驚きの数字が・・・
●2005年9月のフラット35で2,000万円を35年ローンで借りた場合(A)
借入額 | 金利 | 借入年数 | 毎月返済額 | 総返済額 |
2,000万円 | 2.42% | 35 | 70,644円 | 29,670,480円 |
上記が何も借換しないまま返済したときの総返済額を計算したものです
そして、次の表がフラット35で25年のローンを借換した場合のシミュレーションになります
●10年後にフラット35で借換し1,588万円を借りた場合(B)
借入額 | 金利 | 支払年数 | 毎月返済額 | 総返済額 |
2,000万円 | 2.42% | 10 | 70,644円 | 8,477,280円 |
1,588万円 | 1.54% | 25 | 63,808円 | 19,142,400円 |
合 計 | 35 | - | 27,619,680円 |
一番上の表(A)と比較すると、2,050,800円の差(A-B)がでます
そして次に、ローン残年数は25年なんだけど、フラット20にすると金利が少し低いので、頑張ってフラット20の20年ローンで借換した場合のシミュレーションになります
●10年後にフラット20で借換し1,588万円を借りた場合(C)
借入額 | 金利 | 支払年数 | 毎月返済額 | 総返済額 |
2,000万円 | 2.42% | 10 | 70,644円 | 8,477,280円 |
1,588万円 | 1.31% | 20 | 75,248円 | 18,059,520円 |
合 計 | 30 | - | 26,536,800円 |
一番上の表(A)と比較すると、なんと3,133,680円の差(A-C)なります
この差額の中から、借換に要する諸費用が支払えれば、その残額がメリットになるのですから、ちょっとした手続きで簡単に100万円以上のメリットが発生するということになります
ちなみに借換については、過去に下記のような記事を書いています
借換費用の記事もありますので参考にしてみてはいかがでしょうか
・フラット35のお得な借換方法(借換対象住宅に関する確認書)
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