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2015年10月 3日 (土)

ダブルフラットという併用ローンを検討してみよう ~返済額軽減~

ダブルフラットという商品があるのをご存じでしょうか?


当ブログでも、この商品がリリースになった時に紹介しているのですが、フラット20とフラット35の2つのローンを併用して利用することができるというもので、2015年4月1日にリリースされた商品です


フラット35に新商品登場!その名も「ダブルフラット」



商品を比較すると当然メリット・デメリットはありますが、とりあえずフラット35単体で借りた場合ダブルフラットで借りた場合の返済総額の差を比較してみようと思います

先日、たまたま2,000万円の35年ローンで試算しましたので、それを元に比較してみようと思います


【フラット35単体で借りた場合】

●フラット35S Aプラン 2015年10月金利の総返済額

商品名 金利 借入額 当初10年
返済額
11年目以降
返済額
総返済額
フラット35 1.59% 2,000万円 56,363円 60,520円 24,919,560円


【ダブルフラットで借りた場合】

●フラット35S Aプラン 2015年10月金利の総返済額

商品名 金利 借入額 当初10年
返済額
11年目以降
返済額
21年目以降
返済額
総返済額
フラット20 1.32% 500万円 22,375円 23,050円 5,451,000円
フラット35 1.59% 1,500万円 42,272円 45,390円 45,390円 18,689,640円
合  計 2,000万円 64,647円 68,440円 45,390円 24,140,640円

※上記表はフラット20で500万円、フラット35で1,500万円という設定で試算しています

※借入額の組合せは自由ですが、それぞれのローンは最低100万円以上という設定が必要で、次のように組合せは自由となっている

※フラット20で100万円、フラット35で1,900万円という設定も可能

※フラット20で1,900万円、フラット35で100万円という設定も可能


★総返済額の差

24,919,560円(単体)24,140,640円(ダブルフラット)778,920円

このようにフラット20の低い金利を併用することで、総返済額を抑えるられるメリットはあるものの、当初の返済額は多めになるというデメリットもあり、資金計画の際には、今後のライフステージがどのように変化していくかという点をしっかり見極めた計画が必要になります

現役時代になるべく多く返済し、定年後はなるべく少ない返済額に抑えるといった使い方ができるので、検討の余地はありそうだ



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コメント

管理人様、こんにちわ。

私も借入時に新たなフラット商品だという事で検討しました。
稼いでいる時期に頑張って払い、定年間際には楽チンになるのかなと…

考え方に非常に左右されますが…と前置きしつつその時の私の方針として…^^;
①フラット35sの▲0.6%が10年間続くので恐らくは1%を切るはずだと考えて、当初10年間はローン控除があるのでだいたい元金のみの支払いになる。(非常に有難いですね)この期間に手持ちキャッシュが一番確保できる可能性がある。
②貯金が出来ないローンは、不測の事態や家族の成長に合わせた計画が読み辛い。
③支払い総額では損なのですが…貯金した現金を繰上げのみに投入する事は頑張って払った挙句、万が一の病気等で団信を利用するかもしれないシーンがきた時には、備えがなく手が打てず、結果的に経済的、心理的な負担が増える。
④繰上げして現金が最低限になった挙句、病気や就労できない、またリタイヤ世代になった時に痛み出す住宅の手当てやリフォーム資金が無い為、手も足も出ない。(リフォーム不要になればそこで一括返済すれば良い。大切な事ですが…家は年を追う毎に痛むので金儲けをしてくれません。)
⑤現金が多少無ければ人生を多少なりとも楽しめず、住宅ローン人生になるのが嫌だった(笑)

そういった観点で私はやめました。


年代が若い人や年収が良い人などはダブルで組まれても支払いができれば全然良いと思いますし、先に書いたように『考え方』で変わるので、否定はしていません。寧ろ、選択肢が増えたのが良いと思います。
管理人様も本文でお書きになった様に…
『資金計画の際には、今後のライフステージがどのように変化していくかという点をしっかり見極めた計画が必要になります
現役時代になるべく多く返済し、定年後はなるべく少ない返済額に抑えるといった使い方ができる』
これから家づくりをされる方はこういう事を考えて選択してくださいね。

今、引越し前の新宅のリビングに寝転びながら書いていました^^;
長々、申し訳ありませんでしたが…皆様の参考になれば嬉しいです。

投稿: とろすけ123号 | 2015年10月 4日 (日) 17時02分

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