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2015年11月10日 (火)

定率型と定額型 ~フラット35の融資手数料は2種類ある~

フラット35の融資手数料には「定率型」と「定額型」の2種類あります


●定率型の融資手数料
「定率型」は借入額×○%というように、借入額に一定のパーセンテージを乗じた金額を支払うもので、融資金額が増えれば増える程、支払額が大きくなるというものです


●定額型の融資手数料
一方、「定額型」は一律で○万円という設定になっており、借入額の増減に関わらず、金融機関があらかじめ設定した金額を支払うというものです


●金融機関における融資手数料の取り扱い
「定率型」と「定額型」の両方を取り扱っている金融機関もありますが、どちらか一方のみを採用している金融機関もあります


●定率型と定額型の金利は?
この定率型と定額型では金利に差がでてきます

当ブログで発表している金利は、業界最低金利のものを発表しているのですが、実はこれ定率型の金利となっています

一般的に定率型は金利が低く設定されているのに対し、定額型は金利が高く設定されています



●どっちが得なの?
金利と融資事務手数料を含めて考えた時、総支払額を計算するとどうなるか計算すると、定率型の方が金利負担が少ないため、総支払額は少なくてすむ

対して、定額型は融資手数料は少ないが、金利が高めに設定されているため金利負担が大きくなり、総支払額は多くなる

総支払額の面で考えると、定率型のほうがメリットはあるものの、借入時の負担を少なくするという観点で考えれば、定額型を選ぶという選択肢もあるので、自己資金と相談した上で選択すると良いでしょう


●実際の差を計算してみた
次の表は、2,000万円、2,500万円、3,000万円を2015年11月のフラット35の金利で借りたとして計算していますが、定率型の手数料率は消費税込で2.1%、定額型の手数料は消費税込で54,000円として計算しています


★借入額2,000万円の場合

融資額 区分
割合 手数料額 金利 月々返済額 総返済額 融資手数料と
総返済額の合計
2,000万円
定率 2.1% 420,000 1.55 61,727 25,925,340 26,345,340
定額 定額 54,000 1.68 64,218 26,971,560 27,025,560

借入額2,000万円の場合の差額  680,220円


★借入額2,500万円の場合

融資額 区分
割合 手数料額 金利 月々返済額 総返済額 融資手数料と
総返済額の合計
2,500万円
定率 2.1% 525,000 1.55 77,159 32,406,780 32,931,780
定額 定額 54,000 1.68 80,272 33,714,240 33,768,240

借入額2,500万円の場合の差額  836,460円


★借入額3,000万円の場合

融資額 区分
割合 手数料額 金利 月々返済額 総返済額 融資手数料と
総返済額の合計
3,000万円
定率 2.1% 630,000 1.55 92,591 38,888,220 39,518,220
定額 定額 54,000 1.68 96,327 40,457,340 40,511,340

借入額3,000万円の場合の差額   993,120円




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