現在返済中のカードローンなどを完済する前提で申込みしたらどうなる?
カードローンを使ったり、クレジットカードで分割払いやリボ払いを使ったりした場合、その残高は既存借入になりますが・・・
この既存借入を「残す場合」と「完済する場合」ではフラット35の借入額に差がでてきます
●既存借入を「残す場合」と「完済する場合」
例えば年収が420万円、2016年3月の金利1.25%のフラット35で35年ローンを組んだ場合、MAX借入額は9割融資で4,165万円になります
(9割超融資で3,881万円)
しかし、この方に既存借入の年間返済額が30万あったとすると
MAX借入額は9割融資で3,315万円まで落ち込むことになります
(9割超融資で3,089万円)
ただし、ローン審査の時に既存借入を完済する予定ということで審査をすると既存借入はなかったものとして審査されますので、MAX借入額は4,165万円となります
●既存借入が複数ある場合
また、この既存借入の本数が2本だった場合で年間返済額が5万と25万の場合、1本だけ完済して1本だけ残すという方法も選択できます
5万円を完済した場合、年間返済額が25万円残りますので
MAX借入額は9割融資で3,457万円
(9割超融資で3,221万円)
25万円を完済した場合は、年間返済額が5万円残りますので、
MAX借入額は9割融資で4,023万円
(9割超融資で3,749万円)
●正式申込では
正式審査では「今回の住宅取得以外の借入内容に関する申出書(兼 既融資完済に関する念書)」という書類に、既存借入の内容を記載することになります
既存借入を残すのか、完済するのか、しっかり検討してから申込しましょう
ちなみにクレジットカードの一括払いは、既存借入にはならないので覚えておこう
●最後に・・・
そして最後になりますが、これは既存借入を完済した場合どうなるかという計算例を記載しているだけとなります
最大限借りなければならないものではなく、返せる額だけ借りるという気概を持ち、身の丈に合った住宅ローンになるようにしましょう
長期金利の動向はこちら
ブログランキングに参加しています
応援いただけると励みになります
●関連情報
金利差0.05%ってどのくらいの差になるの? ~瞬時に計算~
| 固定リンク
「フラット35」カテゴリの記事
- 借換ローンはフラット35Sの対象になるか?(2019.10.11)
- 転職したけどフラット35の申込はできる?(2019.10.10)
- 住宅金融支援機構や住宅金融公庫を名乗る不審な連絡にご注意を!(2019.10.08)
- 令和元年分「融資額残高証明書」の発行について(2019.10.04)
- フラット50の融資率が9割へ引き上げに!(2019.10.07)
コメント